2020年11月23日月曜日

 B.haran  5番 8フィート6インチ


11月1日、ホームリバーの通年解禁エリアに行きました。

天気も良く、おだやかで、川の水量も減水していて、フライフィッシングには絶好の日和。

竿は、英国人ビルダー B.Haran さんが作った5番 8フィート6インチ。

名前はアランと読むそうです。

日本の有名ショップが代理店になって販売していたようです。

英国人ビルダーの作ですが、ロッドデザインは、ガイドラッピングもグリップもバットの飾り巻きのフランス国旗も、もう泣きたくなるほどのペゾンそのままです。

アクションは、本家のペゾンと比較して解説するほどのペゾン通ではありませんが、柔らかなパラボリックで、長さがある割に持ち重り感のない、中規模の川にピッタリ。

写真のプール、右から左へ流れています。
ススキの土手側に流芯があります。
コカゲロウやユスリカへのライズでもありそうなポイントですが、水面は静かな状態。

ところが土手際の流芯を眺めていると、規則正しく波立つ流れが、時々不規則に盛り上がったり、逆に崩れたり。
これは流芯の水面下で、魚が餌を取っているサイン。

開けたポイントで、水も澄んでいて、うっかり近づくと魚は警戒するので、接近せずにソフトハックル14番サイズを斜め上流にキャストしました。ドライフライだと、魚が食うのが見れますが、波立った流れの水中で、地味なフライを見ることは不可能で、斜め上流へのキャストはラインやリーダーが、どんどん弛んで流れるので、そのままにしていると仮に魚が水中でフライを咥えても、竿はまったくアタリを感知できない。

ただ波が不規則な変化する場所はだいたいわかっているので、フライを1メートル上流に着水させたら、湖でストリーマーでも引くかのように、竿先を下げて向こうアワセでフッキングするほど強めのリトリーブをすることに。
これは失敗すると、水中のリーダーやフライがおこす不自然な波動で、魚が警戒してしまうのは承知の上で、イチかバチか。


リトリーブ中の左手にググッとアタリが伝わって、Haran rod に大物の引き。
寄せると、赤くて美しいニジマスでした。
竿は写真だとまるでペゾンのファリオクラブみたいですね。

フライはボディーハックル状に巻いた、無名のフライ。
この時期だからこんなパターンで釣れたのだと思います。
真冬の厳冬期になると、ライズのあるプールでのミッジの釣りか、大きくて派手なアトラクターフライ引きまくりのどちらかが良く、中途半端なフライへの反応がイマイチになります。
もっとも、真冬にガイドを凍らせながらの釣りは、健康にも悪いですよね。

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