2023年11月26日日曜日

 犀川 晩秋

晩秋と書きましたが、初冬のほうが、正しいかも。

手袋せずに、釣りをしていたら、かなり冷たく感じました。

夕方になると、気温は5度まで下がりました。

そのせいか、カゲロウどころか、ユスリカさえ、流れてきません。

当然、ライズも無く、派手なフライ、地味なフライ、川虫っぽいフライなど、いろいろ試しましたが、反応なし。そこで、最後は、どうせダメなら、以前同じポイントで反応があったドライで勝負。

すると、波紋が広がり、合わせると、空振り、かと思ったら、強烈な引き。ジャンプしてから、流心にまっしぐら。しばらくして、寄ってきたのは、大型のニジマスでした。50センチありました。


夕暮れで、フラッシュ無しで撮ったら、真っ暗な画像だったので、自動補正をしたら、なんだか昔の新聞のような画像に。

竿は、W.F.HARDY です。この竿は、大物を取り込むときに、竿全体がなめらかに曲がり、なんとも言えない安心感があります。

2023年11月19日日曜日

 きょうも、犀川へ。

良い天気で、気温も高く、風もないフライ日和。

日中から、さまざまなサイズのカゲロウが、水面を流れています。

ただ、プールを眺めていても、ライズがない。

ウエットで釣り下ってみますが、アタリなし。

そうこうしていると、少し離れた下流で、ライズらしきものを発見。

そのポイントまで行き、ウエットを流してみるが、反応なし。

ライズも続かず、あきらめ悪く、ドライに変更。

ポジションもサイドに変更して、流し込んでいくと、いきなりロッドにアタリ。


37センチのブラウンでした。

おそらくフライを吸い込んで、反転したときに、自動的にフッキングしたようです。

水圧の強いプールにいた魚なので、サイズ以上によく引き、ランディングまでたいへんでした。

2023年11月15日水曜日

 GRAIN Fauchard  (グレイン フォシャール)

私のクルマには、安いフライロッドとスピニングロッドが常に積まれています。

ちょっと空き時間があって、近くに釣り場があると、どうしても釣りをしたくなります。

また、そんなときに限って、魚の反応が良かったりします。


日曜日、お気に入りのバンブーロッドを持って、犀川に行きました。ところが、到着すると、冷たい雨降りです。バンブーロッドは、雨の中で使うと、まれに金属フェルールが抜けなくなるトラブルがあるので、トランクに置きっぱなしの GRAIN Fauchard グレイン フォシャール という5番 8フィート6インチ 3ピースのグラファイトを使うことにしました。この竿、中古ショップで、処分特価コーナーに、誰にも買われることがなく、激安のまま放置されていました。番手も長さも、オールラウンドに使えそうなので、予備竿として活躍しています。フォシャールというのは、西洋でポールアームという、槍や薙刀などの武器の意味らしい。立派な名前と、不釣り合いな安い値段が、気に入ってます。


小雨の中、夕方になると、ドライフライに魚が出ました。

33センチのブラウンです。


写真に、カメラのストラップが写ってしまいました。

このあと大物?も出ましたが、魚が走りだして、リールが逆回転したときに、親指がハンドルノブに当たってしまい、ティペットが切れてしまいました。


安い竿ですが、グリップはハーディのような小型のフルウェルで、アクションも3ピースで、センター部分がなめらかに曲がる、値段の割にとても良い設計です。犀川も、魚が水面の水生昆虫を食べている時は、ロングキャストは不要で、むしろ自然なドリフトのためのリーダーや竿の操作が大事です。この竿は表記が5番用ですが、6番のダブルテーパーを使って、10メートル以内を、チカラを抜いて、静かにキャスティングすると、フライがライズに向かって、ゆったりと流れていきます。



2023年11月4日土曜日

 犀川 秋のドライフライ


今年は10月初めは残暑が厳しく、中旬から一転して冷え込み、また11月に夏日になり、気温が25℃以上になったりと、体調管理がむずかしいです。おまけに、川に立ち込む釣りは、外気は暑いのに、水温は冷たく、上半身は暑いのに下半身は冷え込むという、身体機能も混乱してそうです。

そんな初夏のような陽気のせいか、犀川は日中から、カゲロウが舞っていました。

ただライズは無く、魚は沈黙していました。ウエットフライを沈めても、まったく反応がありません。3連休の初日で、普段は釣り人もいないような河原も、バーベキューしながら、釣りをしているグループもいます。「今日はダメか」帰ろうかとも思いましたが、夕方の渋滞に巻き込まれる時間帯なので、お茶を飲みながら、川と紅葉の景色を眺めていました。

やがて薄暗くなりはじめた水面を流れるカゲロウが、スっと水中に引き込まれ、姿を消しました。流れの筋を確認してから、フライをドライフライになんとか変更(最近、老眼なのか、イブニングで、アイにティペットがなかなか通らない)

やや上流から流し込むと、先ほどのカゲロウのように、スっと水中に。



30センチほどのブラウンでした。釣りは、ボウズでも楽しいですが、1匹釣れると、何倍も楽しくなるものですね。


フライは13番のパラシュート。平凡な毛鉤ですが、平凡なパターンは、よく釣れます。良く釣れるから、平凡なのですね。