2021年5月16日日曜日

 2021 犀川 ヒゲナガ ドライ

犀川もヒゲナガのシーズンIN。

今年は国道19号全面通行止めなどもあり、出遅れたスタートになってしまいました。

夕方5時半に、お気に入りのポイントに到着しましたが、まだヒゲナガのハッチは無し。

ただ、大きなランで、ドライを流し始めると、反応がありました。

30センチほどのニジマスです。銀毛して、湖のヒメマスのように輝いていました。
釣り始めてすぐに釣れたので、きょうは期待できそうと思いましたが、どういうわけか、少しずつ下りながらドライを流しましたが、あとが続かない。

夕暮れになると、ヒゲナガのスーパーハッチが始まりました。ヒゲナガの群れが、下流から上流へ、隊列で移動して、顔にも当たるし、私の周囲だけ、集団が乱舞してます。
なのに、水面はまったく静かで、魚たちのライズがありません。水中でピューパでも食べてるのかと、ソフトハックルも使いましたが、アタリも無いです。

だんだん暗くなり、最後にもう一度、ドライにしましたが、相変わらずライズなし。
きょうは、まあ一匹釣れたからいいや、と土手の道を帰り始めたとき、枯れたススキのある岸の近くで、ポチャン! と小魚のようなライズが。
何気なくキャストすると、小さな水飛沫があって、フッキングしました。ロッドを立て寄せてくると、引きは小魚よりは大きそうです。
ところが、突然動かなくなったと思ったら、すごい重量とパワーで、沖の流芯へ向かって一気に走りだし、数十メートル先で立ち止まりました。
竿には、魚が頭を振るのと、ラインに当たる水流の圧力が伝わってきます。

しばらく膠着状態のあと、魚も疲れたらしく、リールを巻くと、寄ってきます。岸際まで寄せ、何度か抵抗されたものの、なんとかランディングできそうだと思いましたが、自分が土手にいて、魚は重いし、その間にはブッシュがあり、ちょっと困った状態になりました。
魚をブッシュのないところに誘導しようと、歩きはじめた時、ふわっとした感触とともに、竿が軽くなり、バレてしまいました。「ああ」と情けない声を出し、ガックリ。ラインを回収すると、フライは付いていて、ティペットが切れたのではなく、フックが外れたようです。

ついに魚の姿を見ることもできなかったので、レインボーなのか、ブラウンなのか、またサイズもわからないです。
ただ、大物がいる。確認できたのが、収穫です。


2021年5月10日月曜日

          TIFA Fallriver 5番 8フィート8インチ

    ティファ フォールリバー CKF 885-3


渓流にイワナ狙いで行きましたが、、、

豪雪地帯の渓流は、例年ゴールデンウィークの頃に、雪解けの大増水になりますが、今年は雪が少なかったので、もしかしたらと期待して。

ところが、ダムからの増水で、岸近くのわずかなポイントしかないし、ニンフやアトラクターフライを沈めて、夕方まで粘りましたが、反応ゼロ。

あきらめて、湖へ。

連休で、釣り人も多いですが、眺めていると、夕暮れの湖面には、大きな波紋が。岸近くには、小指サイズのワカサギがいます。



急いで、フライの準備。渓流用のタックルなので、5番のダブルテーパーに、ストリーマーという、ややアンバランスな組み合わせですが。

しばらくすると、射程距離内に連続した波紋が広がり、ピンク色のストリーマーを引き始めてすぐに、大きなアタリがあり、グイグイ引きます。

30センチほどのスモールマウスです。
元気が良く、何度も竿を曲げて、潜りました。
TIFAのフォールリバーという竿、5番で8フィート8インチ。グラスロッドのように見えるかもしれませんが、ブランクはグラスとカーボンの混合ロッドかと思います(正確なことは、わかりませんが、3ピースのフェルールのオス側の素材は、カーボンです)
グラスロッドに比べると、ブランクは細く、軽量。
それでいて、カーボンよりも、ゆっくりとトルクのある感じのアクションです。
渓流などで、短めのラインで釣り上がるときは、軽快なティップアクションで、堰堤や広いプールで長いラインをキャストするときは、バット部分から曲がるように設計されています。ハーディの竹竿に、ファントム5番8フィートという竿がありますが、それに似たアクションで、とても扱いやすい竿です。3ピースで、持ち運びも便利です。


ワカサギには、似ていません。ただ魚たちには、ワカサギに見えるようです。