2019年6月15日土曜日

ウエダ フライロッド FWF 755 グラスロッド

梅雨の合間、イブニングを狙って、
山岳渓流にイワナを釣りに行きました。

雪解けの後期と梅雨入りが重なり、やや増水。
しかし気温は暑く、
羽アリ、カゲロウ、カワゲラなどが舞っていました。

6時ぐらいにイワナが釣れました。

35センチもありました。
フライはパラシュートタイプの12番。
茶色い影が近づいたと思ったら、吸い込んで反転しました。

竿は、ウエダ スーパーパルサー FWF-755 です。
最近ヤフオクで、とても安い値段で買いました。
グラスロッドで、指定は4~5番。
5番ラインのほうが、扱いやすいです。

グラスで、バットまでよく曲がるのですが、
アクションスピードは、けっこう速いです。
なので、釣りスタイルにもよりますが、渓流で長いリーダーをカーブさせて、
ナチュラルドリフトのタイミングを長くする釣り方には、あまり向いていません。

この竿が販売されていた頃は、沢田賢一郎さんの本で、渓流のドライフライの釣り方は、
上流に向かってストレートキャストが良いという教えがあり、
ウエイトフォワードラインで、鞭を打つように上流に釣り上がっていたフライフィッシャーも、
たくさんいたと思います。魚も釣り人も、おおらかだったのでしょう。
この竿も、そんな時代の匂いがして、とても好きです。

当時のフライの入門用として初めの一本的なロッドでしたが、渓流釣りだけでなく、堰堤や、ダムの流れ込み、池、岸近くで釣れるときの湖など、この竿一本でほとんどの釣り場で活躍したのではないでしょうか。
今はフライロッドも各メーカーから、釣り方や嗜好性に合わせたたくさんの種類があり、どれも魅力がありますが、
これ一本あれば困らないよ、という竿は、案外少ないような気もします。
UFMウエダは、ルアーとフライに特化した貴重なメーカーでしたが、残念なことに、すべての竿の製造をやめてしまいました。が、トラウトのルアーロッドは今でも中古で人気があります。フライロッドはそれほどでもなく、ヤフオクなどで比較的安いので、グラファイトなども揃えてみたいです。あの沢田賢一郎さんのカプラスも、ブランクはウエダ製と言われてます。芦ノ湖の野崎さんなども、ウエダの竿でした。
ウエダの竿なら、彼らのおこぼれをいただいて、大物が釣れるかもしれないです。








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