2014年10月5日日曜日

テンカラ 開眼? その1

イワナです。ちょうど30㎝。イブニングの写真は、模様が綺麗に映らなくて、残念です。シンプルなテンカラ毛鉤で釣りました。竿は、西村俊朗さんというJ-PLANEやアイザックのロッドデザイナーのバンブーロッドです。レッドラップと呼ばれるガイドの巻き糸が赤い色で、ちょっとオシャレです。


もしかすると最近になって、渓流でフライタックルでの、テンカラ毛鉤またはソフトハックルの釣りがやっと理解できたかもしれないです。フライフィッシングを20年以上やって、やっとコツらしきものを手にいれました。

今までもウエットフライの釣りで、対岸側の斜め下流、または自分の岸側などのダウンストリーム方向だと、ラインを張った状態にして、ロッドに伝わるアタリで、魚を釣ることは出来た。
また、自分の岸側上流にウエットフライを投げて、流れよりやや速くラインを引っ張っることで、魚のアタリを感じ取った。
しかし、どちらの釣り方も、竿に伝わるアタリを優先するために、水中を自然に流すことを、やや犠牲にしていた。
ただウエットフライは、不自然なことがかえって魚にとって誘いの効果もあるので、地味な毛鉤から、派手な毛鉤まで、時には複数の毛鉤を七夕飾りのように釣り糸にぶらさげて、エイヤっと投げては、水中で踊らせた。おそらく魚たちにとっては、チンドン屋の行進のように映ったかもしれない。

自然に流れているドライフライが水分を含んだり、渦に巻き込まれて沈んでしまった時に、ラインを引くと、偶然に魚が釣れていたりします。この状態こそが、ウエットフライの釣りかたの重要な部分だと思います。

ただ、だからと言って、ドライフライの代わりに沈むフライを結べば、同じように魚が釣れてくれるかというと、なぜか釣れてくれないんです。渓流の水中では、フライがどこを流れているかわかりません。自然に流すには、ドライフライ同様に、リーダーやティペットにたるみが必要です。すると水中で魚がフライに食いついても、竿はアタリを感じません。先ほどの偶然を再現しようと、投げて流して、やみくもにカラ合わせをしても疲れますし、まぐれに頼っているだけで、あまり楽しい行為ではありません。

どうしたら、水中を自然に流しながら、アタリも感知できるか。
このテーマは、どうしても解けない大問題でした。国内海外のウエットフライの解説書や専門誌も読んでみましたが、その答えは「勘」「第六感」など、どこかはぐらかされている印象がしました。

自分でもいろいろと試してみましたが、あまり納得できる方法は見つからなかったです。なので、そのテーマの追求には、飽きたり、諦めたりでした。そんなことより、手っ取り早く釣って楽しんだほうが良いに決まっています。目の前に、魚がいるのに、あえて不確かな方法を選ぶことに、耐えられなくなりました。
今までどおり、渓流をドライフライで釣り上がり、ウエットフライは広い川、増水、イブニングなどダウンストリームで狙える条件で活躍しました。

(その2に続きます。また読んでください。近いうちに書きます~)














0 件のコメント:

コメントを投稿