2024年11月23日土曜日

 冷たい北風の中、ブラウン


犀川へ行きました。

天気は快晴だったものの、空気は冷え込んでいました。

夕方からは、北風も強まり、上半身は北風、下半身はウエーディングで、手袋は忘れ、全身が冷えました。水生昆虫のハッチもなく、水量もやや増水していて、厳しいというか、やや諦め気分で釣りをしていました。

ところが、プールでウエットフライを水面直下を流していると、ライズリングが広がりました。ラインを手繰って、フッキングを確認しましたが、空振りでした。同じ操作を繰り返していると、もう一度、ライズリングが。しかし、またも空振り。

しばらく、ほかの場所を探り、日暮れも近いので、もう一度同じポイントへ。フライも交換し、流し込んでいくと、ガバっとまるでドライに反応したように、大きな魚体が水面で反転しました。ラインを手繰ると、強い引き。


43センチのブラウンでした。

今年の犀川の釣りはイマイチでしたが、これでじゅうぶん満足です。



フライは、10番のイマージャー。ボディに光る素材を使いました。これが良かったのか、それとも無関係だったかは、わかりません。

ちなみに、最初に反応があったフライは、白いダッククイルのロイヤルコーチマンでした。コーチマンで釣れていたら、「やっぱりロイヤルコーチマンは、万能ですね」などと、知ったかぶりのコメントを書いたかも~。

フライパターンのウンチクほど、アテにならない話は無いですね。


2024年8月13日火曜日

 久しぶりに、魚が釣れた。


最近の山岳渓流は、熊が怖く、昨年はラグビー選手のような大型熊に遭遇してしまい、この時期のイワナ釣りは、控えることにしました。少し前ですが、私が遭遇した場所から、数キロしか離れていた場所で、工事関係者が熊の被害で亡くなったニュース。気の毒としか、言いようがありません。ほんの数年前まで、熊がここまで増加するとは、想像もできなかったです。子供の頃は、ツキノワグマは絶滅危惧種でした。それが今では、市街地の里山でも、繁殖しているようです。

それでも釣りはやめられないので、なるべく熊の密度が少なそうな川を選びました。

23センチほどのブラウンですが、お久しぶりの1匹です。
このあと、30センチも釣れました。

竿はw.f.hardyの8フィート6インチ 6番です。
フライは、マドラーミノーです。河原には、バッタがいました。ただ、それと見間違えたかどうかは、魚に聞いても、答えてくれません。


2024年5月29日水曜日

 なんとなく、回復傾向?

また犀川です。

そろそろ、ヒゲナガが乱舞して、魚も乱舞しそうな気がして。

水量は前回よりも減水し、透明度も良さそう。

ただ、夕方になっても、ライズはないです。

今回はピューパをアレンジして、よく沈むフライを、中層から表層まで引き上げて誘う。

しばらくして、ギュイーンとアタリ。

合わせると、強力な引き。

ウェーディングしていたので、しばらくやり取りしながら、後ずさりしながら、慎重に寄せてきたが。

そこでなんと、踵が滑って、よろけてしまった。その瞬間に、フックがはずれてしまった。

残念。40センチはあった。おそらくブラウン。

それから再び釣り下ると、またアタリ。


25センチのブラウン。横幅があって、元気がありました。

竿はハーディのファントム。ホロコナという中空の竿です。

中空のバンブーロッドと言えばウインストンが有名ですが、あちらは高くて買えません。


その後、日没まで粘りましたが、ライズなし、アタリなしで終了しました。



2024年5月13日月曜日

 ようやく、1匹目


今年も正月明けから釣りに行くぞ、と張り切っていましたが、風邪や税金申告など、なかなか身動きが取れず、春になっていよいよと思ったら、雪解けと大雨で、濁流に。

4月末に行ったら、お気に入りのポイントは、深い岩盤帯が泥で埋まってしまい、泣きたい気分でした。

だけど、せっかく年券も買ったので、再び行きました。

前回よりも下流で、泥の影響がない瀬に入りました。

初夏のような暑さで、例年ならヒゲナガのハッチと、魚たちのライズがあるのですが、イブニングになっても、やや増水した流れは、静まりかえっています。

それでも、大きなドライを流していると、ドボンと反応がありました。合わせると、グイグイと引き、もしかして大物?と期待しましたが、寄せてみたら25センチほどのブラウンでした。


今年最初の1匹です。

竿は、ハーディのリチャードウォーカー リトルレイクという長い名前のグラスロッドです。7番9フィートですが、ロングキャスト用というよりは、ニンフやウエットなど沈めたフライをゆっくり操作した時に、魚の鉤掛かりが良くなるような、しなやかな設計です。至近距離でも、キャスティングやラインの操作性がすぐれています。

2023年12月30日土曜日

 歳末のデカブラウン

明日は大晦日、2023年の釣り納めに、犀川に行きました。

先週の日曜日が、今年ラストの釣りのはずでしたが、ボウズでモヤモヤ。

きょうは天気も良く、気温も10度ぐらいなので、再度挑戦。

はじめは普段あまりやらないダブルハンドをやりましたが、小さなアタリがあったのみで、きょうもボウズか。

イブニングはシングルハンドにして、ドライでスタート。水面直下のニンフに替えて、水面をリトリーブしてくると、波紋が広がったものの、フッキングせず。ソフトハックルに替えて、ややスイング気味に横切らせると、ググッとロッドが曲がる。重く強い引き。ニジマスか? ブラウンか?

なんとか岸に寄せてきて取り込めたのは、58センチのブラウンでした。




今年の最後に、うれしい1匹。
写真も暗い画像ですが、無事に撮れました。
じつは、今年の3月に63センチのブラウンを釣ったのですが、そういう時に限って、データトラブルで、画像が消失しまって、復旧が出来ずに、悔しい思いをしました。


ロッドはハーディ パラコナ デラックス6番9フィート。この竿を初めて持った時は、重さに閉口しましたが、最近は慣れてきたのか、ラインの重みが気持ち良くロッドに乗り、とても好きな竿になりました。
段巻きが美しい竿です。
ソフトハックルというとそれっぽいですが、シェニールとハックルだけの、名前も無いチープなテンカラ毛鉤。





2023年11月26日日曜日

 犀川 晩秋

晩秋と書きましたが、初冬のほうが、正しいかも。

手袋せずに、釣りをしていたら、かなり冷たく感じました。

夕方になると、気温は5度まで下がりました。

そのせいか、カゲロウどころか、ユスリカさえ、流れてきません。

当然、ライズも無く、派手なフライ、地味なフライ、川虫っぽいフライなど、いろいろ試しましたが、反応なし。そこで、最後は、どうせダメなら、以前同じポイントで反応があったドライで勝負。

すると、波紋が広がり、合わせると、空振り、かと思ったら、強烈な引き。ジャンプしてから、流心にまっしぐら。しばらくして、寄ってきたのは、大型のニジマスでした。50センチありました。


夕暮れで、フラッシュ無しで撮ったら、真っ暗な画像だったので、自動補正をしたら、なんだか昔の新聞のような画像に。

竿は、W.F.HARDY です。この竿は、大物を取り込むときに、竿全体がなめらかに曲がり、なんとも言えない安心感があります。

2023年11月19日日曜日

 きょうも、犀川へ。

良い天気で、気温も高く、風もないフライ日和。

日中から、さまざまなサイズのカゲロウが、水面を流れています。

ただ、プールを眺めていても、ライズがない。

ウエットで釣り下ってみますが、アタリなし。

そうこうしていると、少し離れた下流で、ライズらしきものを発見。

そのポイントまで行き、ウエットを流してみるが、反応なし。

ライズも続かず、あきらめ悪く、ドライに変更。

ポジションもサイドに変更して、流し込んでいくと、いきなりロッドにアタリ。


37センチのブラウンでした。

おそらくフライを吸い込んで、反転したときに、自動的にフッキングしたようです。

水圧の強いプールにいた魚なので、サイズ以上によく引き、ランディングまでたいへんでした。