2025年3月25日火曜日

 犀川 予想外の大物


おとといの日曜日、犀川に行ってきました。

その3日前の春分の日も行きましたが、ボウズでした。

なぜ、釣れないのに、そんなに張り切っているかというと、ヤフオクで落札した、ハーディのホローライトというバンブーロッドが来たからです。7番で10フィートもある竹竿なので、魚が釣れても釣れなくても、竿の重さに慣れておこうというわけです。

川は、やや増水して、水の色も、オリーブ色でした。

ここ近年、3月末の陽気が温かい日には、ヒゲナガのハッチもあるのですが、午後に強風が吹いて、その期待はムリそうです。

釣果を気にせず、小型のストリーマーをキャストしては、逆引きを繰り返していました。

すると、突然、ガツンというアタリがあり、ラインが張ったまま動かなくなりました。これはデカそうと慎重にやりとりを始めましたが、そのうちに一気に対岸へダッシュしました。それから今度は下流に走り、バッキングラインがどんどん出て行きます。

私のマリエットリールは、ラインキャパシティが少なく、とくにフローティングラインのような太いラインでは、バッキングは少ししか巻けません。そのバッキングが出て行くので、かなり焦りました。

ただハーディの竿は、粘り腰があるので、なんとか引き寄せることができました。




65㎝もある大物でした。私にとっての記録更新と、ホローライトの最初の1匹目で、二重にうれしかったです。
ところが、フックを外そうとしたとき、魚が暴れて、フックが指に刺さり、流血の惨事に。
それでも、魚の釣れた嬉しさで、痛みはあまり感じなかった。日暮れも近いので、釣りは終了。
フライは小型のゾンカー、ガン玉をつけると、流す層を微妙に調節できます。

竿は、ホローライト。10フィートもあるシングルハンドですが、竿全体が滑らかなアクションなので、それほど持ち重り感も、振り重り感もなく、扱いやすい竿です。
大物が釣れたせいもあり、かなりのお気に入りロッドになりました。


2025年2月5日水曜日

 やっと1匹


日曜日、犀川に行きました。

天気は良く、無風で、ただ空気はひんやりと冷たかったです。

河原を歩いていると、ユスリカが舞っています。

プールの水面には、たくさんのユスリカが流れていました。

ライズを期待してしまいますが、水面は静かで、まったく魚の気配はありません。

それでも、水中では、食事中のブラウンがいるかもしれないので、ウエットフライを流し込んでは、ラインを回収しながら、逆引きで誘って、アタリもないまま、下流に移動という動作を繰り返していました。

すると、急にロッドを絞め込むようなアタリが。


40㎝ちょうどの、ブラウンでした。

引きも強く、元気な魚でした。今年初めの1匹です。12月、1月とボウズだったので、うれしい~。

昔のベテラン釣り人は、「冬の魚は、色もサビて、引きが弱い」などと言いますが、犀川の魚は、冷たい水の中でも、元気です。


フライは、人口素材だけで作ったウエットフライ。山岸行輝さんの、エキスパートのフライフィッシングという本に、アメリカの伝説的フライタイヤ―の、John Bettsが紹介されていました。ポリプロピレンなど100%化学素材だけで作ったフライ。

私も憧れて、ずいぶん作りましたが、それほどの効果が実感できないまま、いつしかフライボックスの中で眠っていました。どうしても鳥の羽や、動物の獣毛などに比べると、魚が常食している餌に質感が似てないし、口に触れた時の食感も違いそうで、リーダーに結ぶのを、ついついためらってしまい、使用頻度が下がれば、当然のことのように、あまり魚が釣れた思い出もないです。

だけど、こうして使ってみると、釣れるものですね~。

なんだか、再びシンセティック100%フライを作りたくなりました。



2024年11月23日土曜日

 冷たい北風の中、ブラウン


犀川へ行きました。

天気は快晴だったものの、空気は冷え込んでいました。

夕方からは、北風も強まり、上半身は北風、下半身はウエーディングで、手袋は忘れ、全身が冷えました。水生昆虫のハッチもなく、水量もやや増水していて、厳しいというか、やや諦め気分で釣りをしていました。

ところが、プールでウエットフライを水面直下を流していると、ライズリングが広がりました。ラインを手繰って、フッキングを確認しましたが、空振りでした。同じ操作を繰り返していると、もう一度、ライズリングが。しかし、またも空振り。

しばらく、ほかの場所を探り、日暮れも近いので、もう一度同じポイントへ。フライも交換し、流し込んでいくと、ガバっとまるでドライに反応したように、大きな魚体が水面で反転しました。ラインを手繰ると、強い引き。


43センチのブラウンでした。

今年の犀川の釣りはイマイチでしたが、これでじゅうぶん満足です。



フライは、10番のイマージャー。ボディに光る素材を使いました。これが良かったのか、それとも無関係だったかは、わかりません。

ちなみに、最初に反応があったフライは、白いダッククイルのロイヤルコーチマンでした。コーチマンで釣れていたら、「やっぱりロイヤルコーチマンは、万能ですね」などと、知ったかぶりのコメントを書いたかも~。

フライパターンのウンチクほど、アテにならない話は無いですね。


2024年8月13日火曜日

 久しぶりに、魚が釣れた。


最近の山岳渓流は、熊が怖く、昨年はラグビー選手のような大型熊に遭遇してしまい、この時期のイワナ釣りは、控えることにしました。少し前ですが、私が遭遇した場所から、数キロしか離れていた場所で、工事関係者が熊の被害で亡くなったニュース。気の毒としか、言いようがありません。ほんの数年前まで、熊がここまで増加するとは、想像もできなかったです。子供の頃は、ツキノワグマは絶滅危惧種でした。それが今では、市街地の里山でも、繁殖しているようです。

それでも釣りはやめられないので、なるべく熊の密度が少なそうな川を選びました。

23センチほどのブラウンですが、お久しぶりの1匹です。
このあと、30センチも釣れました。

竿はw.f.hardyの8フィート6インチ 6番です。
フライは、マドラーミノーです。河原には、バッタがいました。ただ、それと見間違えたかどうかは、魚に聞いても、答えてくれません。


2024年5月29日水曜日

 なんとなく、回復傾向?

また犀川です。

そろそろ、ヒゲナガが乱舞して、魚も乱舞しそうな気がして。

水量は前回よりも減水し、透明度も良さそう。

ただ、夕方になっても、ライズはないです。

今回はピューパをアレンジして、よく沈むフライを、中層から表層まで引き上げて誘う。

しばらくして、ギュイーンとアタリ。

合わせると、強力な引き。

ウェーディングしていたので、しばらくやり取りしながら、後ずさりしながら、慎重に寄せてきたが。

そこでなんと、踵が滑って、よろけてしまった。その瞬間に、フックがはずれてしまった。

残念。40センチはあった。おそらくブラウン。

それから再び釣り下ると、またアタリ。


25センチのブラウン。横幅があって、元気がありました。

竿はハーディのファントム。ホロコナという中空の竿です。

中空のバンブーロッドと言えばウインストンが有名ですが、あちらは高くて買えません。


その後、日没まで粘りましたが、ライズなし、アタリなしで終了しました。



2024年5月13日月曜日

 ようやく、1匹目


今年も正月明けから釣りに行くぞ、と張り切っていましたが、風邪や税金申告など、なかなか身動きが取れず、春になっていよいよと思ったら、雪解けと大雨で、濁流に。

4月末に行ったら、お気に入りのポイントは、深い岩盤帯が泥で埋まってしまい、泣きたい気分でした。

だけど、せっかく年券も買ったので、再び行きました。

前回よりも下流で、泥の影響がない瀬に入りました。

初夏のような暑さで、例年ならヒゲナガのハッチと、魚たちのライズがあるのですが、イブニングになっても、やや増水した流れは、静まりかえっています。

それでも、大きなドライを流していると、ドボンと反応がありました。合わせると、グイグイと引き、もしかして大物?と期待しましたが、寄せてみたら25センチほどのブラウンでした。


今年最初の1匹です。

竿は、ハーディのリチャードウォーカー リトルレイクという長い名前のグラスロッドです。7番9フィートですが、ロングキャスト用というよりは、ニンフやウエットなど沈めたフライをゆっくり操作した時に、魚の鉤掛かりが良くなるような、しなやかな設計です。至近距離でも、キャスティングやラインの操作性がすぐれています。

2023年12月30日土曜日

 歳末のデカブラウン

明日は大晦日、2023年の釣り納めに、犀川に行きました。

先週の日曜日が、今年ラストの釣りのはずでしたが、ボウズでモヤモヤ。

きょうは天気も良く、気温も10度ぐらいなので、再度挑戦。

はじめは普段あまりやらないダブルハンドをやりましたが、小さなアタリがあったのみで、きょうもボウズか。

イブニングはシングルハンドにして、ドライでスタート。水面直下のニンフに替えて、水面をリトリーブしてくると、波紋が広がったものの、フッキングせず。ソフトハックルに替えて、ややスイング気味に横切らせると、ググッとロッドが曲がる。重く強い引き。ニジマスか? ブラウンか?

なんとか岸に寄せてきて取り込めたのは、58センチのブラウンでした。




今年の最後に、うれしい1匹。
写真も暗い画像ですが、無事に撮れました。
じつは、今年の3月に63センチのブラウンを釣ったのですが、そういう時に限って、データトラブルで、画像が消失しまって、復旧が出来ずに、悔しい思いをしました。


ロッドはハーディ パラコナ デラックス6番9フィート。この竿を初めて持った時は、重さに閉口しましたが、最近は慣れてきたのか、ラインの重みが気持ち良くロッドに乗り、とても好きな竿になりました。
段巻きが美しい竿です。
ソフトハックルというとそれっぽいですが、シェニールとハックルだけの、名前も無いチープなテンカラ毛鉤。