やっと1匹
日曜日、犀川に行きました。
天気は良く、無風で、ただ空気はひんやりと冷たかったです。
河原を歩いていると、ユスリカが舞っています。
プールの水面には、たくさんのユスリカが流れていました。
ライズを期待してしまいますが、水面は静かで、まったく魚の気配はありません。
それでも、水中では、食事中のブラウンがいるかもしれないので、ウエットフライを流し込んでは、ラインを回収しながら、逆引きで誘って、アタリもないまま、下流に移動という動作を繰り返していました。
すると、急にロッドを絞め込むようなアタリが。
40㎝ちょうどの、ブラウンでした。
引きも強く、元気な魚でした。今年初めの1匹です。12月、1月とボウズだったので、うれしい~。
昔のベテラン釣り人は、「冬の魚は、色もサビて、引きが弱い」などと言いますが、犀川の魚は、冷たい水の中でも、元気です。
フライは、人口素材だけで作ったウエットフライ。山岸行輝さんの、エキスパートのフライフィッシングという本に、アメリカの伝説的フライタイヤ―の、John Bettsが紹介されていました。ポリプロピレンなど100%化学素材だけで作ったフライ。
私も憧れて、ずいぶん作りましたが、それほどの効果が実感できないまま、いつしかフライボックスの中で眠っていました。どうしても鳥の羽や、動物の獣毛などに比べると、魚が常食している餌に質感が似てないし、口に触れた時の食感も違いそうで、リーダーに結ぶのを、ついついためらってしまい、使用頻度が下がれば、当然のことのように、あまり魚が釣れた思い出もないです。
だけど、こうして使ってみると、釣れるものですね~。
なんだか、再びシンセティック100%フライを作りたくなりました。