2021 犀川 ヒゲナガ ドライ
犀川もヒゲナガのシーズンIN。
今年は国道19号全面通行止めなどもあり、出遅れたスタートになってしまいました。
夕方5時半に、お気に入りのポイントに到着しましたが、まだヒゲナガのハッチは無し。
ただ、大きなランで、ドライを流し始めると、反応がありました。
30センチほどのニジマスです。銀毛して、湖のヒメマスのように輝いていました。釣り始めてすぐに釣れたので、きょうは期待できそうと思いましたが、どういうわけか、少しずつ下りながらドライを流しましたが、あとが続かない。
夕暮れになると、ヒゲナガのスーパーハッチが始まりました。ヒゲナガの群れが、下流から上流へ、隊列で移動して、顔にも当たるし、私の周囲だけ、集団が乱舞してます。
なのに、水面はまったく静かで、魚たちのライズがありません。水中でピューパでも食べてるのかと、ソフトハックルも使いましたが、アタリも無いです。
だんだん暗くなり、最後にもう一度、ドライにしましたが、相変わらずライズなし。
きょうは、まあ一匹釣れたからいいや、と土手の道を帰り始めたとき、枯れたススキのある岸の近くで、ポチャン! と小魚のようなライズが。
何気なくキャストすると、小さな水飛沫があって、フッキングしました。ロッドを立て寄せてくると、引きは小魚よりは大きそうです。
ところが、突然動かなくなったと思ったら、すごい重量とパワーで、沖の流芯へ向かって一気に走りだし、数十メートル先で立ち止まりました。
竿には、魚が頭を振るのと、ラインに当たる水流の圧力が伝わってきます。
しばらく膠着状態のあと、魚も疲れたらしく、リールを巻くと、寄ってきます。岸際まで寄せ、何度か抵抗されたものの、なんとかランディングできそうだと思いましたが、自分が土手にいて、魚は重いし、その間にはブッシュがあり、ちょっと困った状態になりました。
魚をブッシュのないところに誘導しようと、歩きはじめた時、ふわっとした感触とともに、竿が軽くなり、バレてしまいました。「ああ」と情けない声を出し、ガックリ。ラインを回収すると、フライは付いていて、ティペットが切れたのではなく、フックが外れたようです。
ついに魚の姿を見ることもできなかったので、レインボーなのか、ブラウンなのか、またサイズもわからないです。
ただ、大物がいる。確認できたのが、収穫です。