コータック CR56 買う時の注意
フライリール coatac CR56は、頑丈で、とても愛着のあるリールです。クリック式で、ドラグ調整の機能さえありません。アウトスプールなので、「そんなもん不要だろ」という潔さ。ライン収納量もじゅうぶんにあり、コートランドのダブルテーパー6番、30ヤードの長さが収納できます。本体の重量もやや重い125グラムで、バンブー、グラスロッドに合います。
値段もリーズナブルで、ヤフオクなどでは3000円以下が相場のようです。6番ぐらいの釣りは、フローティングラインのほかにも、ティップシンク、湖用にモノフィラと組み合わせるシューティングヘッドなど、釣り場に合わせたシステムで対応する楽しみもあり、替えスプールの数も増えてしまいます。そんなときに値段が安いCR56は、ありがたい存在です。
ただ唯一、注意したいことがあります。それはロッドのリールシートとの相性です。CR56には、フットの形状、長さ、厚さが違うものが混在しています。
コータックは長くハーディの輸入代理店をしていたので、ハーディのロッドなら合うだろうと思いたくなりますが、ハーディも竿やリールによってバラツキがあり、そのバラツキにコータック、またはリールメーカーが合わせたために、さらに混乱したかもしれません。とにかく買ってみて、合わせてみなければ、装着できるかわからないです。
下の写真は、リールフットが厚いタイプです。フットが厚すぎて、ハーディのスマグラー6番のリングに、入りません! こちらをタイプAとします。
リールのフット裏側を見ます。
上側のマークなしで、フットの厚いタイプAは、1980年代以前のグラスロッドやバンブーに装着できます。
スプールはA,B間で、互換性あります。
それと、コートランドのRIMFLYというフライリールも、同じ製品です。
右側のリールで、中央にRIMFLYの文字、フットもAとBの両タイプがあります。
文字がかすれていますが、左がコータック、右がCORTLANDの表示です。