2020年6月1日月曜日

partridge golden shadow 8 #6

雪解けの増水も終わり、渓流に行きました。
濁りはないものの、やや水かさもあり、流れも強く、ドライフライのポイントは少ないし、ポイントの面積も小さく、流す距離も短いです。

それでも10番のやや大型のパラシュートを漂わせると、25センチほどのイワナが釣れました。
グリップと比べると、もっと小さい魚に見えますが、この竿のグリップが28センチもあります。イギリス人はゴツい手をしてるからか、と思うと、ハーディとかのグリップはもっと小さいです。アメリカのレナードだと21センチと、西洋人の体格に比べるとすごく小型です。
この竿は、パートリッジのバンブー6番8フィート。6番表示ですが、ブランクがかなり細めに作られていて、実際の釣りでも5番ラインが扱いやすいです。5番ラインで至近距離のキャスティングでも、ラインの重みが十分にバットに載る感じです。ラインやリーダーにスラックをあたえるなど細かい操作もしやすいです。

この竿、長すぎるグリップが、リールの重さによるカウンターバランスに伴って、山岳渓流の小さなポイントをひんぱんにキャストする釣りでは、竿が軽く感じられ、なんとも具合がいいです。ブランクもバットまで細いので、魚の引きも味わえます。
もともと日本の渓流釣り用に開発された竿ではありませんが、偶然にもフィットしてしまうのが、釣り道具のおもしろいところです。